Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

男性が気軽にヨガできるところを探してます『外資系エリートがすでに始めているヨガの習慣』を読んだ

ちまたでは瞑想とかMindfulnessとかいう言葉がはやりのようだ。Googleなども目をつけて社員に研修でヨガをやらせたりという動きがでている。瞑想については、その効果はいろいろなところで謳われていたが、やはりスピリチュアル的な臭いがあるので嫌煙して近寄らない人も多かっただろう。また、日本ではキャピキャピの?いわゆる女子力高めたい女性が、自分力を上げるためにやっているものという印象が強かった。身体が硬い自分はチャレンジしたいが、ついていけないだろうな、という不安の念もあった。

 

まあ、そういったことは気にせずやってみるに越したことはないと思い、インドでも体験してきたし、日本でもこの前やってきた。インドではむしろ女性はほとんどおらず、男性がメインしかも、足を悪くしたようなお年寄りの方もヨガをしている様子だった。日本はやっぱり特殊なんだなと感じた瞬間でした。日本でやった際には、ブロックのようなものを使ったりして、身体の硬い人向けには無理に床に手をつけさせないという始動もあったので、柔らかい人がやるものという概念もなくなった

 

そもそもヨガをやろうと思ったキッカケは高城剛のメルマガだが、その高城剛も通うスタジオの方が書いた本が出たということで購入した。ヨガにはいろいろな効果があるが、本書では特に心のメンテナンスがビジネスでも重要だということに重きを置いていると感じた。その点はやはり重要であると思うし、そういうメンテナンスをしていない人の方が圧倒的に多い日本の中で、少しでもそういう人が増えてこればいいなと僕自身なんとなく思っている。(それ以上に、残業カルチャーとか出る杭は打たれる的な文化はなんとかならないかな)

 

知らないだけかもしれないが、少なくとも僕の周りでヨガをやっている男性は残念ながらほとんど居ないように思える。一方でランニングをしたり、テニスをしたり、ゴルフをしたりする人はそれなりにいる。ゴルフなんてお金を持った外資系社員はそっちに金を投資し、という人はたくさんいる。僕的にはそういうスポーツや娯楽において体幹を鍛えることがよく言われるが、それを鍛えられるのがヨガであり、同時に心の健康にも良いということがヨガに強く興味を持った一因であるので、そういう内容も本書にあるかなあと少し期待していた感はあったが、ちょっとそこは違かったようだ。

 

  アメリカのイリノイ州のネーパービルという地域の学校で、ある試みを実施した。
 この地域の生徒たちに朝早く登校してもらい、最大心拍数の80%〜90%ほどの心拍数を保つペースで工程を走ってから、授業を受けてもらったのだ。
 すると、学区全体の成績が上がった。学力調査にこの地域の中学2年生が参加したところ、理科のテストで世界1位、数学のテストでも世界6位を記録したのだ。
 このケースは『脳を鍛えるには運動しかない!』(ジョンJ・レイティ著 NHK出版)という精神科医の書いた本で紹介されている。
 著者によると、運動をすると脳由来神経栄養因子(BDNF)というタンパク質の一種がさかんに分泌され、脳の神経細胞(ニューロン)を作ったり、神経をダメージから保護したり、脳に栄養を送る血管の形成を促すという。
 また、脳を鍛えることで、うつ病や認知症のリスクも低減できるらしいのだ。
 著者は、「ヨガのポーズや空手の形のように、自らの動きを意識させる運動は脳にいい刺激になる。複雑な動きをし、普段使わない筋肉を意識的に使うことも有効だ」と語っている。
(ーp.160)

 

ところで、女性のものと思われがちなヨガだが、僕の近所には男子禁制のヨガスクールがある。個人的には今後男性のヨガ人口も増えていくだろうと思うし、商機がある気がするが、今女性が日本のヨガ人口の大半を占めるなかで急に男性が入ってこられるのは他の受講者の不快を生むと感じている指導者も多いのだと思う。

 

男性が変な目で見るのではないかという恐れがあるというのはわかるが、はじめから男子禁制っぽい条件を記述するのではなく、受けたいなら面接が必要とかいう条件をつけてくれたらなと、男性の人口を増やしてほしい願いでやまない。

 

本書では、ヨガと筋トレのハイブリッドということを書いているが、僕はヨガとランニングで心の健康と体幹をしっかり鍛えていきたいと思っている。 

 

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脳の健康の話とかは好きでたまに本を読んでます。 

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