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Poo-tee-weet?

とあるIT業界の外資系社員の戯言。旅半分仕事半分の人生を目指しています。書いていることはだいたい戯言。プーティーウィッ?

ストレス社会に生きる現代人必須の知識?『ストレスに負けない生活 ――心・身体・脳のセルフケア』を読んだ

最近わけあってストレスに興味があります。社会人になって早5年目、自分自身も日頃から感じるし、周りもたくさん感じているように思います。

しかし、この<ストレス>とやらをどのように対処したらいいかは誰も教えてくれません。新卒採用面接の時に何らかの心理テストをされてストレス耐性があるとか図られている気もしますが、だれも<ストレス>とやらにどう向き合うべきか教えてくれない。中学校で不登校だった彼/彼女は、そのストレスをうまく対処しきれずに、現実から逃げるという答えをだしたのかもしれない。それは結果的によかったのだろうか?


ストレスとは?


ストレスといってもいろんな要素があるように思いますー仕事、家庭、人間関係・・。それらが単一の要素であれば扱うのは簡単なのですが、たぶんその要素が複数関係してくると中々ストレスを管理することは難しいくなります。

この本では、古代仏教に既にストレスの考え方がありそれが人を蝕む要素であると認識していたのでは、ということにも言及されています。

「貪」は欲、「瞋」は怒り、「癡」は自分のことが分かっていないことを意味しています。仏教では良くない心を作り出す感情の働きを「煩悩」といいますが、その中でも特に強い「三毒」と言われる概念です。たしかに欲、怒り、迷いに振り回されている状態がストレスのたまった状態であるとすれば、ブラックボックスとしての心の中で何が起こっているのかが具体的に理解できます。先に述べた認知的評価や対処というのは、ストレッサーが加わったときの心理的活動であり、貪瞋癡というのはさらにその先にあって、本人が行った心理的活動に対して心の中がどう変化しているか、そのことに関する説明になっているとも言えそうです

貪瞋癡(とんじんち)という考えがあったのは知りませんでしたが、科学的にも精神的なストレスがホルモンの動きを変えることで身体的な不調につながったりとかするのだ、といいます。

自分自身がストレスの原因になる前に


瞑想をしてみることでリラックス効果が得られ、あらゆるストレスを軽減することができたりするとか、論理的に自分自身を認知することも良いといいます。

僕自身まだこの本の内容が消化しきれていないようですが、自分自身がストレスの原因になっていることも非常に多いのではないかと思います(性格もあると思います)。例えばたまに会社に行きたくなくなるのは、何か失敗をしてしまってそれについて上司からガミガミ言われるのが怖くて行きたくなくなったりすると思います。これは別に言われてもいい、とか、他の部分では頑張っている、とかそう言うので何とか気持ちをポジティブに持っていくことでやり過ごすことができるような気がします。

本書でもポジティブな方向に考える事、人のせいにしすぎない方がストレスは貯まりにくい、という話がありました。確かに、あの人とうまくやっていけないとか延々と考えているとこっちの気持ちが落ち込んできます。逃げずにどうするか、という思考を習慣化することでうまくケアする必要があると感じました。


精神が一番大事


また、瞑想とかって結構胡散臭く聞こえがちですが、リラックス方法の一つだと考えるといいと最近ずっと思っています。個人的には「寝ながらヨガ」というアプリを使って、その名の通り寝転がりながら瞑想っぽくヨガをしています。

そして、瞑想に近いマインドフルネス(これについては改めて勉強したいと思っています)をしていると大脳皮質の厚みが維持できるという結果もでているようです。大脳皮質は人間の思考の中枢になっているという部位です。

コントロール群、つまりマインドフルネス瞑想をしていない人たちとの比較です。前頭前野の2番の部位の厚みが年齢とどんな関係を持っているかを調べてみると、コントロール群(四角形のドット)では大脳皮質の厚みが加齢とともに薄くなっていきます。つまり前頭前野が萎縮していきます。ところがマインドフルネスを行っている人たち(丸のドット)では、厚みに変化が起きません。このことは第3章でも紹介したように、アンチエイジングという意味で、非常に大きな意味を持っていると思います。

おそらく気持ちを頑張ってポジティブにすること自体ストレスになる場合もあるので、こう言ったツールというかノウハウで脳みそを空っぽにすることで、膨らんだ心の風船にちょっと余裕をもたせることも可能なのかと思う。

こういう現代だからこそ古きを学び、生き抜かねば。

ストレスに負けない生活―心・身体・脳のセルフケア (ちくま新書)

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