Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

Random Thoughts 2024 Mar

色々あってもう4月も後半になってしまったのですが、3月のRandom Thoughtsをまとめていきたいと思います。こういうのしっかりリズム作らないとだめだなぁとは思いつつ、最近読んだ本のまとめについてはFacebookで共有するようになったりしてアウトプット欲/執筆欲はそちらで満たされていたような感じがします。

 

読んだ本

前回『新世紀のコミュニズムへ』を読んだという話をしましたが、そこから『資本主義の次に来る世界』→『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』→『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』へと読み進んでいきました。最後のバーンアウトに関する本についてはそういうつもりで手に取ったわけではなく、単純に自分自身もバーンアウトしかけているかもなぁと思いつつ、なぜこういう現象が起きるのだろうと思って読み始めたわけなのですが、どうも文脈としては「資本主義が求めている努力すれば成功する」的な世界観の限界、それに人間がついてこれなくなっているよね、根本的な問題は資本家と労働者という搾取する側、される側という構造の問題だよね、という話につながるのでした。

 

なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』では、バーンアウトの3つの要素を以下の点と紐解いている。それは、

 

  • 「情緒的消耗感」
  • 「脱人格化」
  • 「個人的達成感の低下」

 

単純に仕事に忙殺されているだけではなく、仕事がもとめる理想、自分が求める理想との間のギャップが大きければ大きいほど、日々それをじわじわと感じるほど、バーンアウトになっていくのだという。3つのゲージがマックスになるとうつ病のような形で現れてしまったりするのだ。

 

兎にも角にも、資本主義からの脱出みたいな話がなぜか今自分に訴えかけているのかなんなのか、つきまとってくる。1つ確かなのはこの話がおそらくアメリカをはじめとして課題意識が現れている、誰かが声を上げ始めているという事実だろうか。アメリカではGDPの半分が政府支出になっているとか、Z世代の台頭とかあるので、その傾向があるようだし。