Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

Random Thoughts 2023 Dec (子どもとの向き合い方に関する映画・小説)

近況

すでに2024年になってしまっていますが、2023年12月も慌ただしく過ぎていきました。会社が年度末だったので、色々今年のふりかえりなどをしていました。現在の会社に入社してから3年でようやく事業が軌道にのってきた、そんな状況ではありますが、まだまだ課題は山積み。一つづつ優先度高いところから進めていきたいと思います。



映画 「カモン・カモン」

たまたまAmazon Primeでおすすめされてきたので、見てみたら個人的には大ヒットの映画でした。今年もいくつかアワードものの映画をNetflixやらでみてきましたが、1位2位を争うかも。

 

マイク・ミルズという監督は存じ上げなかったのですが、過去には父親、母親をテーマにした映画も撮っていて、CMやミュージックビデオなどの監督も手掛けていた方だそうだ。今回「カモン・カモン」は、妹から妹の息子の面倒をしばらく見て欲しいと言われてた主人公ジョニー(映画「ジョーカー」でジョーカー役だったホアキン・フェニックスがその役を演じる)と息子ジェシーとのお話。アップダウンはそんなにないですが、子どもと向き合うこととはどういうことか、改めて考えさせられました。全体を通して白黒映像であるけれど、それが故に言葉に集中したくなる、映画でした。

 

劇中に読み聞かせをしたりしているのだけれど、それに限らず様々なところで本からの引用が多かったという点も個人的にはアツい箇所でした。映像のストーリーラインを考えつつ、それにあった音楽、書籍(文学など)からの引用をミックスしてる、というところが映画監督の凄さだなと。ちなみにエンディングで読まれていた、『星の子ども』はこの映画の配給会社のA24のオフィシャルショップ?で購入できたので買っちゃいました。なお、A24は『ミッドサマー』や先日観た『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の配給会社でもある。

note.com

映画の評価については、宇多丸のムービーウォッチメンにもありましたので、観た後にこれがあると深みが増すという。笑

www.tbsradio.jp

 

『書店主フィクリーのものがたり』

「カモン・カモン」もそうだが、子供ができてからか、こういう本・映画からの引力が強いみたいで、『書店主フィクリーのものがたり』は『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』の著者であるガブリエル ゼヴィンが2014年に出した本(翻訳は2015年)で、本屋大賞もとってたということで、さぞかし面白いのではと思い読んだ本。

 

妻をなくした書店主フィクリーがある捨て子のマヤを養子に入れ、書店を中心に起こる事件や文化の発展、フィクリー自身の変化。最後はそうなるか〜という感じだった。『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』ほどワクワクドキドキな感じではなかったけれども、淡々としつつも事件が起こったりして面白かった。

 

書店が一つしかない島を部隊にした話ということ、書店主フィクリーは文学にかなり精通しているということで、本の引用がすごく多く、古典も含めて読んでみようかなと思わせてくれる発展性ののある小説でした。これを読んで2冊くらい短編集を購入してしまいました・・(こういうのに弱い)。

 

2023年のおわりに思うこと

はてなブログについてはランダムに読んだ本や、気になるニュース、今考えていることを整理する場にしていこうと思います(月1を目標!)
Random Thoughts 2023 JAN

一応タイムラグはあれども、昨年の1月に月1を目標として淡々と書くということをやってきて、結果としてこの目標は達成といえるでしょう。ほとんどが読んだ本に関することで、気になるニュースとかはなかったかな。一部あったような。

 

効果として以下のようなことがある気がしていて、引き続きやっていこうと思う。

  • 読んでいる本の前後のつながりを意識するようになった
  • それにより、知識がネットワークとして蓄積されている感が出てきた
  • 自分の言葉でまとめるようにすることで、記憶の定着にもつながっている(かも)

そもそも、読書についてはNotionでBooksというデータベースを作って、自分向けのメモを書き溜めていたのだけれど、それはそれとして、継続していて、その中からピックアップしてこのブログに書くようにしている。2024年はこれに更に磨きをかけていこうかなと考えています(先出しすると、ツェッテルカステンという手法にたどりつきました)。

 

 

2024年も引き続きゆるゆるインターネットの片隅でやっていきたいと思います。