Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

Random Thoughts 2023 Oct(サンフランシスコ, 猫のゆりかご)

気づいたら11月も2週が過ぎてしまいましたが、10月のRandom Thoughtsいってみましょうー

近況

10月はあっという間に過ぎてしまいました。まあ毎月そうですかね。というのも、月初めには4年ぶりくらいの海外出張ということで、サンフランシスコに1週間ほど滞在していました。松本暮らしだと国内移動に半日取られてしまう感じなので、海外が遠くなった気がします・・。

IT化が行き着く先、サンフランシスコ

サンフランシスコは実は初めてだったのですが、いわゆるシリコンバレーの中心地であるにも関わらずあまり活気は感じられませんでした。一方で感じたのは、空き店舗がかなり多く、残った店に入ってもあまり魅力的なものがない、というところです。また、物価高×円安をひしひしと感じた旅になりました。

 

店舗には必ず警備員がいるのですが、ホームレスが多いというのもあるようですが、950ドル以下の窃盗は軽犯罪として分類される法律がカリフォルニア州にはあるようで、これも背景となり、犯罪が横行してしまい、コンビニなども閉店せざるを得ない状況に落ちいってしまったようです。確かにドラッグストアでさえ、多少高価なものには施錠されていたりしていました。また、SIMカードを書いにTモバイルの店舗に訪れたらよく分からない人が警備員に絡んでくるなどしていました。「毎日あの人来てさ」みたいなことを言っていて、これが現状なのかとひしひしと感じました。

 

IT企業のオフィスも真っ暗で(ビル一棟真っ暗だなんて)、従業員が来社するようにオフィスでフリードリンク、フリーランチを提供するなどの施策を通してなんとかオフィスに戻らせようとしている状況ですが、リモートワークに慣れてしまった優秀な人材はそのようなニンジンに惹かれるはずがないので、このまま街自体無人化してしまうのではないかと思ったくらいです。

 

『猫のゆりかご』

サンフランシスコへの道中、いろんな本をつまみ食いしたりしていた。先月観て面白かった「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」の監督が作りかけていたというカート・ヴォネガットの『猫のゆりかご』を読んだ。

 

カート・ヴォネガットは大学生の頃に背伸びをしていくつかの本を読んでいたが、なんとなく面白かった記憶はあれどもどんな話だかは忘れていて、、『猫のゆりかご』もすっかり読んだ気持ちになっていたのですが、手元になかったのでKindleで買って読みました。読むとやっぱり読んでない。でも他の作品ともつながるものがあるので、なんとなく思い出しながら読みました。

 

舞台は架空のカリブ海の島。そこで禁じられてる黒人が立ち上げたという「ボコノン教」という架空の宗教、アイスナインという物質を発明した人の家族を巡るハチャメチャストーリー。考えさせられたのは、宗教って何だ?権力ってなんだ?みたいなところでしょうか。これは実写ドラマとかしたらそれはそれで面白そうだなと思いました。

 

『万物の黎明』を読み始める

出版されてすぐその分厚さにもかかわらず高評価されているデヴィッド・グレーバーの『万物の黎明』。11月になった今まだあとがきと訳者解説を読み途中で、咀嚼どころか、デザートから食べ始めたところでメインを味わってもいないので、何もいうことができない。以下のブログを読んでますます読みたくなって買ってしまったという状況。11月には少しは咀嚼できるかな、脇道にそれて違うもの読んでたりしますが・・。

 

huyukiitoichi.hatenadiary.jp

おわりに

最近全然実用書的なものを読まなくなったのは、哲学の探求の旅に出ているからか。なるべく物事の本質に行けるようにいろんな本から学ぼうとしているところみたいです。人に会うのも忘れずしたいところ。

そして中々はじまらなSubstack、いったいいつスタートするのでしょうかー。