近況
寒い日があったり急に暖かくなったりと変な感じの気候が続いてます。全国的に桜の開花も早い感じですね。4月から子供の保育園がいけることに決まったので、それに向けて色々揃えたり名前をはんこでつけまくったりしました。子供のことと言えば、離乳食後期になって、1日3食になりかなり日々テンパっています・・。
離乳食作りを支える技術
1週間に1度まとめて作って冷凍しておき、それを色々組み合わせて日々使うようにしています。正直週末にまとめて作っても週の間でなくなる具材とかもなくなるので、結構たいへんです。
みじん切り器はとても役立ちます。離乳初期初期は、ブレンダーでガーッとペースト状にしていたものをもう少しカミカミできるようにするためにみじん切り器があるだけで助かります。これでキャベツ、人参(もいけます)などをみじん切りにして、茹でたりして、冷凍へ。
冷凍に小分けするのはZIPLOCとかだと難しいので、小分けして保存できる以下のリッチェルわけわけフリージングを使っています。
北陸アルミの小鍋は、5倍がゆを作ったり、みじん切りした野菜を茹でたり、味噌汁を少量作ったりするのに使っています。もともとはキャンプとかに使おうかなと思っていた代物ですが、こんなところで役に立っています。
ネットワーク効果をいかにプロダクトに組み込むか
直近では仕事の関係もあり、『ネットワーク・エフェクト』という本を中心に読み進めていました。いわゆるネットワーク効果は、ビジネス戦略において非常に重要な要素であると言われている。例えば、『7POWERS』でも戦略において必要なパワーの一つのとして「ネットワーク経済」を挙げている。
競合が持たないリソース、カウンターポジショニング、この2点がないとスタートアップは生き残れない。『7 POWERS 最強企業を生む7つの戦略』より。 https://t.co/U8oNqo6Qse pic.twitter.com/W5KkunnSWd
— なかむらまこと @ 極度自動化(しなさい) (@fideleruuth) 2023年2月2日
ただ、このネットワーク経済あるいは、ネットワーク効果を作るその手法についてはあまり語られていません。今大きくなっている新興企業も最初はユーザーはゼロだったはずです。ゼロから1を作り、どのようにスケールするネットワークに育てていったか、特に初期フェーズが気になっていました。この『ネットワーク・エフェクト』という書籍では、Uberやairbnbなど様々なスタートアップがどのように”再現可能な”ネットワークを作っていたかを細かく紹介していて面白いです。個人的にはブレイクスルーな本として今も引き続きちまちま読んでいます。
『ネットワーク・エフェクト』では取り上げられていないような企業についても共通点があるだろうか?と思い色々調べていたところ、「成長しているB2Bビジネスはどうやって初期ユーザーを見つけたのか?」という記事を見つけたりして、掘り下げていっていました。そこで見つけたのが、この翻訳ブログ記事のもとであるLenny's Newsletter。スタートアップから大企業まで様々なプロダクトマネージャー系にインタビューをしたりしています。Podcastもあるので、それを聞くだけでも価値がありそうです。Adobeに買収されたFigmaの記事はもちろんのことですが、最近話題になりつつあるSnykなども取り上げられていて非常に面白いです。
いわゆるProduct-ledと言われている製品は、1つのコミュニティに入り込んで採用してもらい、その成功パターンを別のコミュニティに広げるみたいなことをやっているみたいで、Community-ledと呼ぶ人もいるみたいです。言葉の綾でしかないので、個人的にはどちらも同じようなものと捉えています。
こういった調べものをしているうちに、そういえば「コミュニティマーケティング」という言葉があったなと思い出し(参考ブログ記事)、自分自身もコミュニティに参加しつつ、プロダクトのGTMやマーケティングに携わった経験もあることを思い出して、点と点がつながった感がある今日このごろです。
成長戦略は上記のようにありますが、ゼロイチフェーズにおいては「過去の経験に基づく思想」が非常に重要なファクターだともこの一連の調査で思いました。「過去の経験に基づく思想」とは、巨人の肩に乗りつつ(今ここにある技術など)、それをどう昇華するかであり、何か突然変異的にイノベーションが起こるわけではないという意味があると思っています。今話題のChatGPTもTransformerというGoogleが開発したAIエンジンをOpenAIが進化させたGPT-3,4を使い、Chatというインターフェイスを付けたものです。これは何か突然変異が起きたというよりは、継続的な進化の中で、急に一般大衆に広まったタイミングであるだけです。何かビジョンを達成したい場合には、その背後にある基礎技術の思想を理解し、それを乗り越える必要があると思うのです。
というわけで、引き続き水面に現れる事象とその背後にある思想を探求していき、自分なりの思想を作っていけたらいいなと思っています。なかなか時間がかかるけど。とはいえ、ここ3ヶ月ほど1ヶ月のInputをベースにこのように文章につらつら書いていくと学んだことの定着(もちろん読み直しとかもして改めて確認するのだけど)や、思考のまとめになってよい習慣な気がしています。