Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

2020年振り返り|ピボットを繰り返した1年

f:id:FideleRuuth:20201231152442j:plain

家で育てたバジル
 
新型コロナ感染症のおかげでリモートで仕事をすることが普通になった2020年。通勤も減ったし、求めていたようなライフスタイルなような、そうではないような、なんだか不思議な1年だった気がする。
 

デジタル中心のマーケティング

2020年は様々な変化を起こしてきました。2019年にマーケティングという職種にジョブチェンジしたものの、当時の状況に様々な課題を感じ、行動をし続けました。特に、「デジタルマーケティング」の領域は2019年から意識をしていたのですが、新型コロナ感染症拡大により、デジタルでしか見込み顧客との接点を作れないというありえない状況に対応しての知識として役に立ちました
 
例えば、そもそも物理的なイベントには予算や場所の制約により、接点を作れる上限が決まってしまっていました。当時担当していたソフトウェアは多くのエンジニアに利用されており、興味をもっている人が多い一方で、場所の関係で伝えられる人の数という制限に疑問をもっていました。そのことから、2020年のイベントの方針はオンラインも含めたハイブリッド型での接点を作ることでした。それを実際に取り入れたのがちょうど新型コロナ感染症が日本でもではじめたころの2月でした。物理が残っていたので、新型コロナ感染症にどう対応するとかアタフタしていた記憶で、2020年の上期は調整ごとに時間を使うことが多かった気がします。
 
それはそうと、ハイブリッド型で考えていたものが、結局オンラインのみで実施せざるを得なくなり、思考をピボットし続けました。(大型のイベントで気をつけたことについては、noteにまとめてありますので、気になる方はぜひお読みください。)
 
 

はじめての転職

 
なんやかんや外からお話を頂くことがたまにあったのですが、2010年から同じ会社に勤め続けていたこともあって、どこかで2020年は節目のタイミングでもあるかなと考えていました
 
このブログではあまり言及していなかったと思いますが(誰も読んでないと思うが)、レッドハットというオープンソースの会社につとめて10年間のうち7年は営業として、2年はビジネスディベロップメント、1年はマーケティングとして活動してきました。
 
直近の3年間はあるソフトウェアのビジネスの立ち上げ屋として毎日トライアンドエラーでそれなりのレベルまでもっていきました。自分ひとりで成し遂げられるものではなく、最先端で提案を行う営業やエンジニア、パートナー企業など様々な関係者の力をかりることができたことで、3年で何十倍にもビジネスが拡大しました。そもそも良いソフトウェアであったということもありましたが、この立ち上げのプロセスを経験できたのは非常によい経験で、最初の7年に匹敵するか、それ以上の成長を過去3年でできた気がします。
 
このようにチャレンジをすることがすごく重要だなと思ったのも一つ転職を考えたきっかけです。つまり、チャレンジすることは成長を何十倍にも加速させるということが分かり、次のチャレンジを意識したということです。
 
過去3年で立ち上げたビジネスは製品が良かったという面もあったので、次は製品やサービスも含めて立ち上げを行いたいというマインドが2019年後半くらいから芽生えていました。なかなかこれは難しいことで、今現在進行系で不確実なものをどう形にしていくかということで日々トライアンドエラーを繰り返しています。
 
というわけで、10月から新しい会社でマーケティング・営業の役割をもって働きはじめています。3ヶ月経ったくらいですが、少しずつ変化を起こせている気がします。
 

スクラムマスター

僕は認定資格を取ることにあまりこだわらない人間というか、あまり重要性を感じる認定資格が見つからなかったというか、過去10年くらい認定資格の類いを取得していませんでした。2019年にチャレンジして玉砕したスクラムマスター認定資格を2020年9月に取得することができました。実際には3月頃にコースを受講する予定をしていたのですが、新型コロナ感染症のこともあり、9月にようやく、という感じでした。
 
スクラムマスターを取得したことの自慢についてはnoteに書いています。
また、実はAccount Based Marketing(ABM)というマーケティング手法に関する認定資格も取得しました。転職前の会社で兼務していた役割として、金融業界のABMを担当していました。担当することが決定したのが2019年12月で、一気にキャッチアップしていき、8月くらいからITSMA社というイギリスのABM専業のコンサルティング会社のトレーニングを受講することになり、結果資格を取得することができました。最近ABMに携わることは少なくなりましたが、ベースとなる考え方などはどんどん発信していければなと思っています。
 
 
 

海外ゼロ

2020年はコミュニティマーケティング関連のカンファレンスである、CMX Summitや例年参加しているAnsibleFestなどのためにアメリカに行くことを計画していたし、個人的にはブラジルに行くことも考えていたり、スリランカにいきたいなとか考えていたのですが、このような状況で全く海外へはいけませんでした。去年の記事をみると様々なところに行っていたので残念です。
 
いつになったら海外へ行けるようになるかなぁ。
 
 

フィジカル&メンタルコンディション

通勤がなくなって、通勤でのストレスはなくなりましたが、デスクに張り付いていることが多く、運動をする機会もなかなか作ることができていませんでした。時間を使う比率が仕事や勉強の方に置かれすぎて、体と心のメンテナンスを怠ってきた気がします。
 
コロナのおかげで外食の回数は減り、ランチもご飯少なめで割と太らずに済んでいますが、首肩腕手首あたりが傷んだりするので、セルフメンテナンス重要だなと思う今日このごろ(今更)。
 
また、へんに気を使うような飲み会は劇的に減りましたが、酒の量は減らないです。このへんも要改善です。
 
 

読書

通勤がなくなって、移動中に本を少しずつ読むという週間がなくなりましたが、週末なんかは本を読む時間を確保してまあまあ読めたかなと思います。小説なんかを読む時間はほぼ無い感じで、いつも実用書的なのを読んでいます。そして家にいることが多いので、電子書籍ではなく物理の本を買うことが多くなりました。
 
今年読んで良かった本は『みんなでアジャイル』、『戦略の創造学』、『プロダクトマネジメント』、『トヨタのカタ』かなと思います。アジャイルやプロダクト開発を中心に戦略と実践を行き来している感じがしています。
 
 

2021年は?

こう書いてみると様々な変化を続けてきた1年だったことに気付かされました。ピボットを繰り返し続けた1年というか。
 
さて、2021年もまだ新型コロナ感染症も収まりそうにないかなと思っています。オンラインファーストな時代になると同時に、過去に経験したことが役に立たなくなる可能性もどんどんたかまっているのではないでしょうか。
 
コロナ収束を祈るとともに、コロナ禍・コロナ後の世界をどうデザインしていくか想像力豊かにしながら、これからの自分自身の世界観を実装しはじめる1年にできればいいなと考えています。そのために心と身体のメンテナンスを大事にしながら。