CASIOは
G-SHOCKで有名で、僕も小学生くらいの時に憧れて買ってもらったのをよく覚えている。まさかCASIOフリークになるとは思いもしなかったが、この頃CASIOのクラシックな腕時計がすごく気に入っている。
CASIO:Classicこの度アナログとデジタル、デュアルな腕時計を買ってみた。小振りで僕的には非常に気に入っている。しかもこれが
2つの時間を設定できるので、例えばアメリカと電話会議することが多い人は向こうの時間が無意識にわかるというのはいい。ということで、日
本の時間をアナログの方で、アメリカ
東海岸の時間をデジタルで設定。
フィルムウォッチという名前のもので、薄さもいい感じ。
G-SHOCKみたいにゴツくなく、女性にもいいと思います。
Doorsという洋服屋でこの時計を見つけたのだけど、なんていうモデルか調べようとしたらUSの
Amazonで10何ドルとかで、お店の表示価格6,300円からはかけ離れていて、ネットで買うことに。結局2,000円ちょっとで買えた。
コスパ、デザインともに非常に良い。
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しかし何かが足りない。なんだろうか、と考えるとそれは「CASIOの腕時計は腕時計でしかない」ということではないかという結論に至った。以前からずっと買えないでいる
ウェアラブル端末(FitbitとかJawboneとか)とかのことを考えると
どうしてもワクワク感が少ない。デザインは気に入ったけど、時間を設定したその後のエクスペリエンスがないに等しい。例えばフィットネス系の
ウェアラブル端末に必要なのは、
(1)生活に密着してログを取ってくれる機能 や(2)生活スタイルをソーシャルやレコメンドなどによって提案してくれる機能であると考えられる。
そのためには人が飽きずにログを管理できるような、電池の持ちやログ収集の容易さが必要で、さらには、サービスとしてレコメンデーションなどを提供することが成功の鍵になる。これがエクス
ペリエンスの話だ。
例えば、
ウェアラブルとは異なるが、重機メーカーの
KOMATSUは重機に
GPSを付けておいてセンターでそれが今どのように動いているか監視している。面白い話に(都市伝説かもしれないが)重機が夜中に急にうごきだして確認してみたら誰かがそれを盗んでた、全て
GPSで監視されているのでどこに盗まれたかもすぐに分かって一安心、みたいな話があった。小さい端末ではあるがこういう”サービス”や”エクス
ペリエンス”がお金・価値を生むんだろう。
CASIOは腕時計という時間を伝える
ウェアラブル端末から始めたが、もしも上記のようなフィットネス系に限らず
人の生活に密着し、必要な情報を収集・提供することができればかなり成功すると思う。既に腕時計で電池のもちなどについては改善を続けているだろうし、人間が拒みがちな小さな障壁を取り除いていくことが出来れば勝ちな気がする。
今、製造業こそサービスを意識して製品を作らないといけないし、
KOMATSUができたならCASIOにも出来るだろうと思う。今までの「時間を正確に刻む」ということから少し離れて腕に随時身につけられていることで得られる情報や身につけている人はどのような情報が必要か、ということを考えれば自ずと回答は出てきそうでもある。そんなところにはITだけでなくそれ以外の要素が役に立つ気もする。
そういうのが既に内々には動いているのかもしれないが、是非CASIOには現代の
ウェアラブルで返り咲いて欲しいと個人的には思っている。
いろいろ言ったが、もしもCASIOがスマートな
ウェアラブルに参入したら真っ先にそれを買うだろうな。とにかく今回買った時計もイイです。次は
データバンクかな。
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参考: