Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

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久しぶりに啓発書ー『大きく考えることの魔術』を読んだ

最近誰かに「大きく考えろ」と言われた覚えがあり、何となく「大きく考える」ってどういうことかなあ、と思っていたらAmazonからオススメされた本。グッドタイミングだったし、いい評価だったので、久しぶりにこのたぐいの啓発書を読んでみた。       

ムルギー@渋谷のカレー(関係ない)


逃げない


「第2章 弁解するのはやめなさい」では自分の知力(学力・学歴)を理由とした言い訳をする癖を治す方法として以下のようなことを意識するようにと挙げている。


(3) 考える能力は、事実を記憶する能力よりもはるかに大きな価値があるということを覚えておくこと。あなた自身に次のように聞くのである。「私は自分の能力を、歴史をつくることに使っているだろうか、それとも、他人がつくった歴史を単に記録するために使っているのだろうか」と。あなたの精神を、アイデアを創造し、発展させるために用いなさい。               
ー p29


知力だけでなく、健康的なこと(この本では思い込みの病気が取り上げられていた)や年齢的なことで何かから逃げたくなる気持ちは個人的にはすごく理解できるし、誰もがそういう気持ちなんだろう。けれど、それをハードルだとは思わずにできることをする、ということができるかどうかが大切なんだな、と改めて気づく。


THINK BIG


この本を読んでみて「大きく考える」ということについて改めて考えてみると、「ポジティブに考えてみろ」とかに言い換えられるかもしれない、と感じた。あるいは、「できないということを考えずに、できる方法を考えろ」ということの方がもっとわかりやすいかもしれないい。

いずれにしても、この「大きく考える」というのはその人の”考え方の癖”によってできるか否かが決まるように思える。そういう意味では、「大きく考えろ」という 2語は、早いうちに考え方を修得せよというような意味合いも含んでいるかもしれない。

既成事実やFactはあるとしても、一旦そこから離れて考えてみたり、違う方向から見てみて糸口を見つける。いろんな工夫をして考えてみればきっと道は開けるはずだ、というポジティブな思考で考えることは、確かに「できない」と「小さく考える」人よりはあらゆることができるような気がする。僕の周りにいるおにいさん・おじさんたちも、何とかして糸口を見つけて(そこにはプレッシャーなどがあってやらざるを得ない状況になることも多々あるとおもうが)結果を出している。


考え方の癖は早い時期に身につけるべきだ。



ヘタに『7つの習慣』とか読むよりは、この本のほうが薄いし、読みやすい。個人的にあの本は途中で読むのを諦めがち、実行に移すのが難しい。携帯性ってのはそれなりに重要だなあ。


大きく考えることの魔術―あなたには無限の可能性がある

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