Poo-tee-weet?

とあるIT業界の外資系社員の戯言。旅半分仕事半分の人生を目指しています。書いていることはだいたい戯言。プーティーウィッ?

読書: 『知の逆転』から引用






ーーということは、政府による規制は不可避だということですか。
チョムスキー 絶対に不可避です。簡単な理由です。経済学の入門で習う市場原理を見てみれば、どうしてそれがうまく行かないかわかります。
たとえばあなたが私に車を売るとします。市場システムではあなたと私にとって納得の行くような取引をするわけです。その際他の人にとってどれだけコストがかかるか(損得があるか)ということは計算に入らない。しかし実際には他の人にもコストがかかってくるわけです。


中略


環境問題はどうでしょう。アメリカのビジネス界は、環境危機というのは存在しないという大キャンペーンをしています。それをしている企業のCEOは、大変な環境危機があることを十分に承知している。しかし市場世界では、自分たちの利益を最短時間で最大にするという任務を負っているので、外部性を考慮しない。これが市場というものの性質です。


中略


ーーそうなると、将来このままの企業形態ではやっていけなくなるわけですか。

チョムスキー やっていけません。そもそも市場原理が破壊的なので、企業というものがデザインされたのです。企業自体がもう既に市場原理に反しているのです。