ScanSnapも裁断機もカッターもKindleも買い揃えていざスタート。
いくつか書籍をPDF化して、Kindleで読んでいくとちょっと読みにくいところがあることに気づいた。
Kindleはそのデバイスにぴったし合うように余白を取り除いて、文字が画面いっぱいに映るようにしていたりするみたいだ。でも、それがそんなに優秀じゃない。
日本の書籍だけかわからないけど、新書などの見開きで左の頁に書籍のタイトルが書いてあったり、その章のタイトルが書いてあったりする。PDFを何も加工せずに読んでいたとき、見開きの右の頁は綺麗に表示されるのに、左の頁は文字が小さくて頑張らないと読めないということに遭遇してそれに気づいた。
「じゃあ、余白を削って本文だけにしてしまえばいいんじゃないか?」
予想は当たりだった。
■Kindleでの表示・・
上の写真は両方共特に加工していない状態でKindle表示。
Kindleが勝手にサイズを変える為、左と右で表示がずいぶん異なる。右は読めなくは無いのだが、若干目を近づける必要がある。
こんな感じに、Kindleはどこか検知して、画面いっぱいにしてくれているようなのだが、ちょっと残念なのです。この表示をされてしまい、一瞬Kindleに幻滅してしまいました。
しかし、本の余白を取ることで、最適化していなくても画面全体に文章が表示されるようにすればいいのではということに気づきました。そこで使ったツールがBrissというツール。
■使ったツール
使ったのはBrissというフリーのツール。非常にマイナーな感じで、UIも綺麗じゃない。
http://briss.sourceforge.net/
WindowsとかではHamsterとかいうeBookのConvertツールがあるみたいなのだけれど、探した限り、Macではあまりこういったのが充実していないような感じだった。英語で色々検索したところ、Brissとやらを見つけました。
ちなみに、BrissはJavaアプリなので、WindowsでもLinuxでもMacでも使えます。そこが素晴らしい!
■使い方
まあ、使い方は英語とかだけど1回できるようになってしまえば問題なく使えます。
というか簡単に使えます。
・Sourceforgeのサイトからダウンロード。
・Zip形式でダウンロードされるので、展開する。
・フォルダを開いて、briss-0.0.13.jar をダブルクリック(ReadMeを見るとターミナルから java -jar briss-0.0.13.jar と打つ〜とか書いてあったけど、ダブルクリックで問題なく起動できる)
・あとは、Fileから余白を削りたいファイルを選択して、適当な大きさを設定してAction>Crop PDFをクリックして、指定の場所に保存すれば良い。
Brissのフォルダは、Applicationsに保存しておけば良いと思う。デスクトップに保存しておいても、Downloadフォルダにそのまま保存しておいても特に問題はありません。使い易い場所に置けばいいと思います。
ちょっと手間かもしれないけど、Kindleでの文字表示が異様に小さくなることは、これを使うことでなくなった。
■Tips
図が多い本とかだとうまく削り落とすところを自動検知しないときがある。そういう時は、本文を選択していそうなところのページ群の大きさに合わせると普通にうまくいく。
青いところの大きさをバラバラにしなければ特に問題ない。
(青いところがバラバラ)
(青いところを一番よさ気なところに合わせる。一番右に合わせた。)
今日はなんとなくKindleを使うに当たって、サイズの問題があったし、「Mac Kindle PDF 最適化」とかググってもいい感じのレファレンスがなかったので、書いてみた。
Kindleが日本でも販売されるようになるみたいなので、今後ユーザが増えていくんでしょうかね?
おわり