小さな習慣 スティーヴン・ガイズ/田口 未和 ダイヤモンド社 2017年04月27日 売り上げランキング :
|
きっかけ
先日とある方のスライド資料でさらっと本の表紙が掲載されていたのを見て、良書なのかな?と思い早速Kindleでポチって読んでみた。簡単に言えば、腹筋1回みたいに極端に小さなことを目標にすることによって、ハードルが低いのでそれくらいならできるよという思考が働き、継続するうちに自ずと習慣化することができるよ。というような内容。
小さな習慣 > 大きな目標
目標は大きく持てと学生時代に指導された気がするが、最終的な目標は大きくとも、習慣化すべき日頃のアクションは極端に小さくすることで、モチベーションのちからではなく、意志の力で始めることができる。モチベーションは、これを達成したらこんなことが待っている、という報酬系に依存するものなので、消耗しやすいということなのだろう。確かにモチベーションというのは度々維持できなくなる。
モチベーションとは違い、意志の力は筋肉と同じように鍛えることができます。 自己管理研究の第一人者であるロイ・バウマイスター教授は、1999年の実験で、2週間かけて姿勢を正す努力をした学生は、そうしなかった学生と比べて意志力が鍛えられ、「それに続く自制心の調査でも、明らかな改善が見られた」と報告しています。別の研究では、2カ月間有酸素運動を続けると、自制心を必要とする別の種類の活動まで改善する効果があるとわかりました。ー引用 Kindle Location 759
小さくするという観点だが、これはタスク管理にも似ている気がした。あまりにも粒度の大きいタスクになっていると、中々それに手をつけづらくなる。タスクはなるべく小さく記述すると、消化している快感(達成感)も得やすいし、着実にOutcomeを達成することができる。
ちょっと回してみた結果
というわけでなるべくやることを小さめにすることを意識して習慣のログを取るようにしている(Habitifyというアプリを使ってみている)。本を読むはすでに習慣化されていると言ってもいいレベル。他のはまだ連続して達成はできていないが、新たに習慣として組み込んでいるプログラミング学習はそれなりに継続できていると思う。
2日に1回とかの設定もしているのだけれど、今のところ毎回絶対に達成しようとせずに、若干ゆるく(飲み会が入ってしまったらしょうがないし)やっている。ログをとっているとそれなりに継続できているなぁと実感ができるのでそれは良い点かと思う。
あと、最近思っているのは「走る 」はめちゃくちゃ面倒くさいということ。着替えて→靴はいて→ストレッチして→走る。以前は週に2回くらい走っていたのだが、最近は優先度が変わってしまい週1回走れば良い方になっている。あと、お酒を控えるは基準が曖昧なのと、『小さな習慣』でも説明されていたがやめる系はまた別の手法があるみたいなのでマッチしないみたいだ。
さいごに
そう言えば昨日ヨガが終わったときに先生がこんなことを言っていた。
何か気が乗らなかったりしたときでも(そんなときこそ)、とりあえずヨガマットに座ってなんかポーズをとってみる、すると、「よしやってみよう」という感情が沸き起こって来たりするので継続的にやってみてくださいね。
ログを取るのは自分自身を見つめ直すのにも役に立つので、その重要性を改めて認識しました。良い習慣が増えていって、悪い習慣がなくなるといいなぁ。