Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

ゆるめにレビュー5冊(トヨタの整理論、スタートアップなど )

お正月も過ぎて三連休到来となんとも嬉しい感じですが、なんとなく年末年始に読み終わった本をコメント付きで列挙。Kindle版で読んだものと、Febeのオーディオブックで聴いたものです。


トヨタの片づけ (中経出版)[Kindle版]

(株)OJTソリューションズ KADOKAWA / 中経出版 2013-01-10
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片付けることに意味を感じてない人は読んだ方がいい。あとは意識してれば少しは効率良く仕事できるし、細かいテクニックはインターネットで探せばいくらでもある。

この辺りは会社としてもそうだけど、習慣化することがすごく大切。会社という意味では文化をつくること。トヨタはそれをうまく実現できたからユニークであると言える。


MAKERS―21世紀の産業革命が始まる[Kindle版]

クリス・ アンダーソン NHK出版 2012-10-25
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「交換」と「専業化」という話は『繁栄』に似た論調だと感じた。なぜMAKERSのようなムーブメントが起きているかという背景について様々な観点で論じている。

ロングテールの時はbit(情報・ソフトの部分)の話だったが、今回はatom(モノ・ハードの部分)の話というが、両者は密接に関わりあうとともにその境界は微妙なものになっているのではないか。

日本でも少しずつ3Dプリンタなどが知られるようになってきたが、どうなるだろう?

メディアが<マス>から<ソーシャル>や<個>に移り変わるように、製造もその道をたどるのか?メディアもそうであるように膨らんで→特定のコンテンツに収束というのをなんとなく感じる。

リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす[Kindle版]

エリック リース 日経BP社 2013-09-11
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文字だらけ(図での説明全くなし)なところは少し読みづらいと思ったが、「リーン」をスタートアップ(起業・新規プロジェクトの立ち上げ・新規商品の立ち上げ)に活用するすることについて<構築><測定><学習>のループを回すこと、このループの回転率をあげるためには入力ロット(初期に作るもの)を最小限にすることが有用であるという。

その他のポイントもあるが、何をやるにしてもチャレンジをしようとするときに頭でっかちに考えがちである。何を<学習>として得ようとしていて、それを得るためにバージョンゼロのアイデアを<構築>すべきだと感じた。

例えば、(1) 50投入してリターンが10%失敗する可能性があることと、(2)100投入してリターンが50%失敗する可能性があることの2つの選択肢があるとする。この場合リターンが大きいのは後者だが、新規事業を”回す”場合には前者の方が好ましい。投入量を最小限に抑えることで、方向転換(=本書では<ピボット>という)がしやすくなるからだ。

日々仕事をするにあたっても、大上段に構えてしまうことが多いが、ジャブを打ってどこから攻めるか、撤退し相手を変えるかなどの選択をする必要がある。

白本[Kindle版]

高城剛 2013-12-24
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高城剛の本は大体かじっているのだが、メルマガは読んだことがなかった。Kindle版だけで、メルマガのQ&Aコーナーをまとめたのが出たということで試しに読んでみた。

高城剛の独特の雰囲気が感じられて面白い。質問の内容は「デジタル」「精神」「海外での生活」など多岐に渡る。世界中を点々と回っている生き方も面白いけど、精神面では瞑想をするとか、マクロビオティックを実践していたりとか面白い。

早速メルマガ購読してみようと思う。1月は津田大介堀江貴文との対談記事が配信されるみたい。

クーリエ・ジャポン セレクト Vol.06 日本人が「海外で暮らす」ということ。 (COURRiER JAPON SELECT)[Kindle版]

クーリエ・ジャポン編集部 講談社 2013-12-20
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雑誌なので、iPadなどのカラーに対応してて大きめの端末で読むのをおすすめするが、ムック本のようなのもKindleで出てた。「海外で暮らす」という言葉からも分かるが、家賃はどれくらいか、どういう仕事をしていて、何故そこに住むことになったのか、とイギリス・アメリカ・タイなどの国別にまとめたもの。

海外に住みたいという思いが強まってしまう悪書(冗談w)。