Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

『仕事以前の会社とお金の常識』


単行本で読みやすい。社会人1年目にこれを読んでいればまた違かったのかもしれないと思う。それは、知識のことだけでなく、意識レベルでなにを気にして仕事をすべきかということがこの本に散りばめられていたから。

そもそもこの本を読むに至った経緯は、柳井正の『一勝九敗』の前半部分でこの著者の名前が挙がっていたからだ。(『一勝九敗』がどうだったかはさておき)

この本では、ざっくりと社会人として知っておくべきお金の考え方や、数字の考え方を教えてくれる。簡単にまとめているため、多々「詳細は専門書に託す」といったようなことが書かれている。

数字の概念(あるいは会計的概念)はまだまだ慣れないところが多々あるため、理解に乏しいが、そんな中でもライフハック的で親しみやすい著者からのアドバイスがある。

それが、1時間=50分法というものだ。1時間を50分として捉えれば、1日の営業時間8時間あるとすれば80分余裕を持てる。それを何日も続ければ…というものだ。

これは単に余裕が出るだけでなく、ポモドーロ・テクニックにも通ずるのではと思う。

長くなったが、とにかくこれは少なくとも社会人1~2年目が読むべきであり、本来であれば私はより詳細部分について理解を深めるべきなのだろう。

それが気づけただけでも一読の価値があったのだと思う。

図解 仕事以前の会社とお金の常識 (講談社+α文庫)

安本 隆晴 講談社 2006-05-19
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