Poo-tee-weet?(プーティーウィーッ?)

とあるIT業界の外資系社員の戯言。旅半分仕事半分の人生を目指しています。書いていることはだいたい戯言。プーティーウィッ?


アクティブブックダイアログ(ABD)に参加してみた

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もくじ

はじめに

先日のブログエントリーでもワークショップについて考えていることが伺え知れると思うが(エントリー)、読書会の一つの形にアクティブブックダイアログ(略称:ABD)というものがある(参考サイト)。アクティブブックダイアログを見つけた経緯としては、積読がどんどん増えていく状況でなんとかモチベーションを維持しながら本を読めないかなと個人的に思っていたということがある。またこのようなワークショップ自体に興味がある。そんなこんなで、おそらく年末くらいに実際にはアクティブブックダイアログのことを認知して、色々検索して以下のツイートをしていたのが年初1月のこと。

ABDの本家サイトにもABD読書会のスケジュールが掲載されているのだが、ABD自体が京都の方で生まれた?とかで、関西方面での実施が多く東京ではほとんどやっていない様子。東京でも分厚くて有名な『ティール組織』を教材にした会が何度かあったようだが最近は開かれておらず、東京でもABDの読書会ないかなぁと思っていたところ、たまたまツイートでシェアされいた<「管理ゼロで成果はあがる」をアクティブブックダイアログで読もう>という会があったので、教材自体も読んでみようと思っていた本だったので、知ってから即参加を申し込み参加してきた。

前置きが長くなりましたが、このエントリーではアクティブブックダイアログに関して僕が理解したことと参加した感想をまとめておきたいと思う。

アクティブブックダイアログの進め方

進め方の詳細はABDの本家サイトにも掲載されていて、これを参考にすればある程度ワークショップをやった経験があれば運営できそうだが、初めての人はやはりやったことのある人とやったほうがよさそうだ。

今回の勉強会では基本に忠実に以下のように進められました。(時間はざっくり記憶している内容なのでちょっとズレがあると思います)今回は7名で実施しました。

いかにアジェンダとだいたいの時間配分、そして簡単にどんなことをするかを書いておきます。

  • オープニング 30分くらい
    • チェックイン 10分:自己紹介、この会に期待することなどのいわゆるワークショップを開始する際にチーム意識を持たせるやつ
    • オリエンテーション 15分:ABDの基本的な概念の説明とその会の進め方の全体像の説明
  • メイン 90分くらい
    • メイン1
      • 第1章を分担してサマリー(1人10ページをB5用紙2枚)15分
      • リレープレゼン 15分:まとめた内容を1人2分で発表
    • メイン2
      • 残りを分担してサマリー (1人20ページをB5用紙6枚)30分
      • リレープレゼン(1人5分)35分
  • ダイアログ 30分くらい:みんなで読んだ内容を振り返りながら気づきや疑問点などを自由に会話する(意見をぶつけ合うというディスカッションではなく、ダイアログ)
  • エンディング
    • チェックアウト 20分くらい:今日の感想などをみんなでシェアする

効果

アウトプットが前提かつ制限された時間で、集中力があがる

チームに迷惑をかけたくないというプレッシャーも少なからずあるが、リレープレゼンの際にちゃんと説明できるように要点を絞ってB5用紙にまとめようとするので、自然にポイントを掴むように読んでいました。

また、時間制限の中でまとめるというのも集中力をあげる上で良い効果があると感じました。30分で20ページを読むという形で個人個人時間配分を工夫しながら、しかも30分なのでダラダラせずにしっかり読もうという感じになります。

一人で読んでいるとやはり1時間読書しよう!といってもなかなか集中できなかったりしますが、アウトプットが前提なのでちゃんと読まないといけない気になりますし、時間が比較的短めなので、これくらいなら頑張ってみよう!と読書が苦手な人にも効果が高いと感じました。

一方で、まとめかたについては、急にやろうとすると戸惑う人もいました。読みながら書き出すべきか、全部読んでから書き出すべきか。時間制限もあるので、みんな工夫しながらやっていました。でも全部読むことが目標でもないみたいなので、気楽にやるのがいいのかなと思いました。

自分の内容とほかのメンバの内容がどう繋がるか注視する

僕は最後から2番目くらいの章でしたが、最後の人の章は本全体をまとめるような内容だったので、「こうやってこの本をしめたんだな」という納得感とともに、アハ体験のようななんか気持ち良さを感じました。

今回はページ数をある程度均等に分割されていたのですが、章の途中から急になんの話か分からずということがあります。まとめている最中は「何の章立てなんだろうなぁ」と思っていても、リレープレゼンで前後の方のサマリーを聞いて、「ここはこういう章立てだったのか」というのが分かってきます。これも気持ち良さを生み出している気がします。

ダイアログで多角的な意見を聞くことができる

最後にダイアログという時間をとって、個々人が疑問に思ったこと、感想でもなんでも語ってみるという場を比較的長めに時間をとって運営されていたのかなと思いました。このダイアログの時間で、この本をほかの人はどう読むのだろうという気づきを得ることもできますし、ほかの方が持っている知識や経験談などを吸収することができると感じました。

日本人って議論とか苦手なタイプが多い(それは、声が大きい人が議論に勝つとか、そもそも勝つとか負けるみたいな風にみているからだと思いますが)と認識されていますが、このダイアログの場は正解も不正解もない、単純に思ったことを発言してみればいいという場でした。そのためにファシリテーターの方も安心感を出すように促してくれたのでそれも良かったです。

最後に

今回の書籍自体が非常に読みやすい本だったのですが、難しい本になった場合にはちょっとやり方を工夫してみたりしないといけないかなと感じました。ただ、アクティブブックダイアログはすごく面白いなと思いましたので、社内などでもやってみようかなと思いました。

ちょうどABDの本家サイトをみていたら直近東京では『ファクトフルネス』を教材に実施される予定があるようなので、気になる方は参加してみてはどうでしょうか(僕は参加できない)。