Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

2014年総括はじめました:今年読んだ本まとめ

今年も残すところ1週間ほどになりました。あっと言う間に1年が過ぎていってしまう感じ。来年に向けてもっと仕込んでいきたいと思います。

 
ハーバード大学の図書館

「勉強・能力編」の記事を書こうと思っていましたが、よくよく思えば本を読むこと自体が目標でした。他にも一応中小企業診断士をやり直そうと思っていましたが、なかなか時間が取れず(言い訳‥)疎かにしていました。一足飛びに中小企業診断士でカバーする内容を勉強するのは難しいので、経営の本でも少しずつ読んで知識をつけていこうかなと思う今日このごろ。

ただ、ほぼ毎日朝1時間程度早くオフィスの近くまでいって本を読んだりする習慣がついたので、これは進捗ありという感じです。習慣が人を作りますからね。

1年間で30冊は読みたいと思っていたのですが、カウントがちゃんとできていませんでした。少なくとも18冊程度、このブログへ雑感をまとめたみたいです。

個人的にも消化しやすかった本、ためになった本を記事にしています。今年は幾つかの観点を中心とした本が多かったかな。専門書が少ないところは反省点。


「世界はどう動いているか?」


世界情勢をいろんな人の観点から読んでみました。と言ってもGoogleエリック・シュミット氏と高城剛氏の本だけだったか。インターネットや機械は脅威だという人もいるけれども、要は使い方の問題だと思う。もっと希望をもって開発を進めていって欲しいし、そういうことへ協力をしたい。

今もルーブルが急落していたりして、世界の破綻はいつ起こるものともわからない。日本のメディアだけ見ていてはそういうことを隠蔽化された状態で知らない内に日本も破綻してしまうかもしれない、ということを気付かされた。信じられるのは何なんでしょうか。


「スタートアップとは、21世紀の組織に必須知識とは?」


スタートアップがもつ使命はゼロから1を作ることだという。最近のシリコンバレー界隈はバブリーな感じだが、あらゆるアイデアをリアルなものにしている。

Googleは98年に創設された企業だが、もはやベンチャーではない。ただ、小さな企業から大きな企業になるときには組織が弱体化して場合買収をされたり、潰れたりする。バブリーな環境の中でどんどん企業の成長が早くなる中で、Googleの組織論は21世紀に必要な知識だといえよう。

「脳みその健康」


身体的な健康も重要だけど、今は脳みその健康が流行っているように感じる。睡眠時間は7-8時間程度あるべきだ、という啓蒙はここ最近で如実に増えている。この前までは巷で”1日3時間睡眠”とかそういう本があった気がするが、睡眠を削っても意味ないというのが最近の傾向。

また、多くを求めすぎず、取捨選択をして行動すべきだということも脳みその限界に対して低減されている。GTDのそもそもの考え方として、仕組み・習慣化、リストすることで脳みその外に出すことで、脳みその負荷をいかに下げるかというのがあるが、すべてをやろうとせず、選択をするということが意識できるか否かでこのせわしない世の中でうまく生きていく術を手にすることができる

このような環境の中で鬱になる人が身近になりつつある。今までのサラリーマンはどうやってきたのかわからないし、結果がついてきていたので楽観的に出来たのかもしれないけど、成果も出ないし生活はどんどん苦しくなるという環境においては心の健康にも気遣わないといけない時に直面しているだろう。


最後に、エッセンシャル思考で読んだ、ピーター・ドラッカーがジム・コリンズに言った下記の言葉がなんとなく頭のなかに凝りのように残っている。

「偉大な企業をつくるか、偉大な思想をつくるか、どちらかだ。両方は選べない」