なるべく多くアウトプットしないとな、と思い、最近はブログをちゃんと書いてる気がする。
前の投稿にも書いたかもしれないけど、外資系企業に入るって言うのはそれなりに苦戦を強いられる。それなりに3年半生き残っている(ガマンしてる)けど、何が大変なのか、何が楽しいかについてはちゃんと頭の中で整理しておきたいところ。
ただ、僕の世界はすごく狭いし、超零細企業の外資系なので、これはひとつの考えに過ぎない。
就活で外資系企業に入ろうか悩んでいたりする人は少し読んでもらったら参考になるかもしれない。でも、外資系企業の端くれにいるので、あまり間に受けないほうがいい。
外資系ってなんだっけ
外資系ってなんだろうと考えたとき、響きは海外系の企業ということで、僕のように留学していたり、海外に憧れている人なんかは入りたくなる会社の分類になるのではないかと思う。
外資系ってその響きはいいのかもしれない(僕もそう思う時期もあった)けど、そうでもない。「外資」というのは、海外から資本が入っているという意味だけど、それは同時に海外の奴隷でも有るということ。日系企業からしたら、「そんな黒船追い返せ」と言わんばかりだろう。
そうは言っても、日系企業、日本人というのは海外のトレンドとかに惹かれる傾向がある。<アメリカ>の<ソフトウェア会社>で、<ベンチャー>でと言われるとなんだかクラクラしてくるような感じかな。
まあ、それはそうと外資っていろんな幻想(ゲンソウ)はありつつも現状(ゲンジョウ)は異なる。
いいところ
まずは褒めるところからはじめないといけない。でないと相手が気分を損なって…
という冗談は置いておいて、外資にもそれなりにいいところはある。さっき言ったところの「表面上かっこいい」ということだけではなく。やっぱり人は見た目が何割とか言われるから表面的なことが重要なのかもしれない。
それはそうと、いいところというと、やっぱり「スピード感」だと思う。誰かが言っていたかもしれないけど、「アメリカで100点は、日本で80点」。それは日本が細かいことを気にしすぎているということを表す言葉だと思う。
あと20点を気にするのは分かるけど、そのままだと終戦間際の零戦を開発しているのと何が違うのかと思ってしまう。外資は一方で、大量生産、むしろ売れないものもプロモーションするくらいの気持ちのもちよう。
それは要は、営業人員に対して「あれ売ってこーい!(でもまだ出来上がってないんだけどね)」的なことをやっているということで、日系企業は「こちらできましたんで、打ってきて下さい」的な動き。この業界ならではなのかわからないけど、「ニワトリタマゴ※」という言葉が異常に使われている。
※ニワトリタマゴ=「鶏が先か卵が先か」の略。鶏がこの世の中にいるのは、卵があったからなのか?それとも鶏があったからなのか?というミステリアス かつ 科学的な問題に果敢に挑む姿勢を示す。のではなく、ただの言い訳。
まあそんなことはどこの業界へいっても変わらないのかもしれないけど、このノロさはもうついていけなくなりつつある。逆に、
スピード感を感じながらやっていけるのは外資の方が良い。一般的な話だけど、本国からプレッシャーかけられて、やらざるを得ないのよ。
だめなところ
ダメな所といえば、沢山あるわけだけど、たぶん外資系企業を知らない人(特に新卒)に分かっていないことといえばこれ。
外資系企業の日本法人は、単なる支社でしかない。
あなたは、例えば三菱なんたら や イオンなんたらの北海道支店で働きたいですか?たぶん答えは働きたくない、となるでしょう。そうなる人であればあるほど、外資系企業にいるのは段々窮屈になります。
なぜかというと、意思決定が支社ではできないから。意思決定はできても、本社に反抗はできない。そんなところに居たいいですか?と自分に問うてみよう。そうすることで、本当に自分は外資に行きたいのかということが分かる。
外資 vs 日系
ここで話した日系企業は、大手を指している。
僕は外資にこのまま居たくないし、日系に移ることもほぼ考えていない。じゃあどうしたいのか、というとまだ道半ば。
どうにかこのコントロールの効かない世界から、コントロールが効く世界にいきたい。それは自分が全部牛耳るということではなく、よりコントロールが効き、強調できる環境ということ。そんなことを実現したい今日この頃。
「そろそろかなあ」、と思う4年目前半終わりかけ。グチに近くてすみません。