Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

怪談:「明日から上司が来ます」

「明日からあなたの上司が来ます」というのは外資系企業に入れば誰でも経験するようなことであると思う。まあ、明日ではなくて来月からとか2ヵ月後から、とかいうのもあると思うけど、これって結構奇妙だよな。実際に観たことのある風景とか妄想とか書いてみる。

増上寺(iPhoneで撮影後Lightroomで修正)

「はい、私が今日からあなたの上司です」

「はい、私が変なオジサンです」じゃなくて、「はい、私が今日からあなたの上司です」そんなことを言う人は中々探してもいないと思うけど、急に現れて何食わぬ顔をして「俺がお前の上司だけど何か?」という感じで現れる。急遽ミーティングが開かれ、根掘り葉掘り聞かれる。背景を説明するのが面倒すぎる・・、とかありがち。1週間たってみたらドヤ顔で「アレやっといて」と言われる。急に入ってきた上司のさらに上の人に採用されているだろうから、たぶん上しか見ていない。「〇〇さんに報告する必要があるからさぁ」というこっちにとってはどうでもいい。というかお前は何のためにこの会社に来たのか説明されてないんですけど!?と心の中で思うことも多々。部下にはミッションを説明せずにあやふやにしながらも自分の都合のいいように部下を使おうと思っていたりする。奇妙だ。


俺から歩みよる必要ないよ、な?

上司のための歓迎会はしたほうがいいのか?俺から歩みよる必要はないよな・・・。とか思って放置。たぶんそれでもいいんだろうけど、これだと一生溝は埋まらない。<今日から上司さん>はプライドが高いので、俺から歩みよる必要はない、と思ってしまう。上司の上司が企画してくれればもしかしたら仲良くなるかもなあ。

この調子で中々溝は埋まらずにときは過ぎていく・・。というかあなたは誰かの上司になったことがあるんですか??ある日急に飲みたくなったのか、声がかけられる。しかし俺一人じゃ心細いので「きょ、今日は別件が」と逃れる。そんなくだらないことに巻き込まれる部下多数。いやぁ、奇妙。

人材の流動性

たぶん日系の企業でもジョブローテーションってのがあるから同じことは起こっていると思うけど、どうなんだろう、外資の方がこういうのが多かったりするのでしょうか。人材の流動性ってこのご時世しょうがないし、むしろ必要だとは思うけど、今日から急に「上司です」って部下も上司もどっちにとってもいいことじゃなかったりするのではないか。昔から一緒にやっていて〜という事であれば、(上司が先にいるパターンの方が多いだろうけど)かなりスムーズに仕事が出来るだろうけど、一緒に仕事もしたことのない人が急遽現れるって、なんていうか、怪奇現象チックだと思います。

まずは仲良くしないと怪奇現象が起きるようです。

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