Poo-tee-weet?(プーティーウィッ?)

ビジネス書などに関する紹介・感想をメインに記事を書いています。経営、組織論、テクノロジー、マーケティング。

[本] ストレングス・ファインダーを晒してみる

本のタイトルが胡散臭すぎて触れていなかったのだが、なんとなく『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』を読んでます。まずはテストをうけてみたので、公開してみる。20〜30分くらいテストを受けることで下記のように5つのトップ能力が明らかになります。本書にはその活かし方などが書いてあるので、読んでみて自分の行動に反映させるということになる。

秋田県立美術館にて。

テストを受けてみたので、実際に結果として出てきた文面をとりあえず晒してみる。僕のことを知っている人はどう思うかな?コメントは個人的な気付きです。

収集心

あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。なぜそれらは保管する価値があるのでしょうか? 保管する時点では、何時または何故あなたがそれらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょう。でも、それがいつか役に立つようになるかどうか誰が知っているでしょう。あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくることでしょう。

個人的なコメント:
確かに毎日ニュースを読んで情報”収集”しているのも、積ん読しまくるのも、この修正があるのかもしれない。これをうまく活用するにはどうすればいいのか。せっかく収集するんだから、その収集したものを活かすような行動ができるようにならなければならない?

回復志向

あなたは問題を解決することが大好きです。さらなる困難に遭遇するとうろたえる人もいますが、あなたはそれによって力を与えられます。あなたは症状を分析し、何が悪いのかを突き止め、解決策を見い出すという挑戦を楽しみます。あなたは現実的な問題を好むかもしれないし、抽象的な問題、あるいは個人的な問題を好むかもしれません。あなたはこれまでに何度もぶつかって、解決できる自信がある分野の問題を探し求めるかもしれません。あるいは、複雑で馴染みのない問題に直面したとき、あなたは最もやり甲斐を感じるかもしれません。あなたが実際に何を好むかは、あなたの他の資質や経験によって決まるでしょう。しかし確実に言えることは、あなたは物事に再び生命を与えることを楽しんでいるということです。底に潜む要因を明らかにし、その要因を根絶し、物事を本来あるべき輝かしさへ回復することを素晴らしいと感じるのです。もしあなたの介入がなかったら、たとえばこの機械は、この技術は、この人物は、この会社は、機能を停止してしまった可能性があると本能的に分かっています。あなたがそれを直したのです。それを蘇生させ、活気を取り戻させたのです。あるいは、あなたらしい表現で言えば、あなたはそれを救ったのです。

個人的なコメント:
どちらかと言うと問題のあるところで、どれを解決すればいいのかなあと考えるタイプだと確かに思う。問題をどうするか、課題意識が強いとでも言うのか。でも行動が伴わないと意味ないよな。

個別化

あなたは個別化という資質により、一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。あなたは一人ひとりの何が特別でどこが個性的なのかを覆い隠したくないので、人を一般化したり、あるいは類型化することに我慢できません。むしろ、個人個人の違いに注目します。あなたは本能的にそれぞれの人の性格、動機、考え方、関係の築き方を観察しています。あなたはそれぞれの人生における、その人にしかない物語を理解します。この資質によって、あなたは、あなたの友達にぴったりの誕生日プレゼントを選んだり、ある人は人前で誉められることを好み別の人はそれを嫌うことを分かったり、一から十まで説明して欲しい人と、一を示せば十を知る人とに合わせて、教え方を調整できたりするのです。あなたは他の人の強みをとても鋭く観察する人なので、一人ひとりの最も良いところを引き出すことができます。この個別化という資質は、あなたが生産性の高いチームを作ることにも役立ちます。完璧なチームを作りに当たり、チームの「組織構造」や「作業手順」に着目する人もいますが、あなたは優秀なチーム作りの秘訣は、各自が得意なことを充分にできるような、強みに基づく配役である、ということを本能的に知っています。

個人的なコメント:
この性質の面では、この人は変わろうと思わないだろうからこれ以上言っても無駄だろうと切ってしまうこともあるが、だいたい個人の性質を見抜いたりすることは確かに、(冷酷とたまに言われるが)できる気がする。また、その人チューニングに合わせようと会話をする傾向にある。逆にすべての個人はマズローの欲求5段階説によって動いており・・みたいに考えるような管理職は嫌いだ。

学習欲

あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。最初にいくつかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復誦し練習する努力をし、スキルを習得するにつれ自信が強まる――これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。あなたの意欲の高まりは、あなたに社会人学習――外国語、ヨガ、大学院など――への参加を促すようになります。それは、短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。この「学習欲」という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。

個人的なコメント:
収集心と合わせて学習に対する意欲もある。新しい仕事を学ぶということも学習の一つだと思うが、学習ができていない=新しいことにチャレンジできていないと感じ、途端にモチベーションが下がってしまう傾向にある。外部研修でも独学でもなんかやろうと思ってしまう。

達成欲

「達成欲」という資質は、あなたの原動力を説明する助けになります。達成欲は、何かを成し遂げたいという恒常的な欲求を示しています。あなたには、毎日がゼロからのスタートのように感じられます。あなたは自分自身に満足するために、一日が終わるまでに何か具体的ことを成し遂げなければなりません。そしてあなたにとって「毎日」とは、平日も週末も休日もすべてを含めた一日一日を意味します。休みを取ったとしても、何も達成することなくその休んだ日が過ぎてしまうと、あなたは不満に感じるでしょう。あなたの中にある炎が、次から次へとあなたを行動に駆り立てます。一つ何かを成し遂げるとその炎は一瞬しずまりますが、またすぐに燃え出し、次の目標へまた次の目標へと、強制的にあなたを前進させ続けます。達成に対するあなたの執拗な欲求は、必ずしも論理にかなっていないかもしれません。方向すら定まっていないかもしれません。しかし、飽くことを知らず常にあなたについて回ります。達成欲の旺盛なあなたは、このわずかに満たされない気持ちとうまく付き合っていけるようにしなければなりません。なにしろ、この気持ちにはそれなりの利点があるのです。長い時間燃え尽きることなく働くために必要なエネルギーを、あなたに与えてくれます。新しい仕事や難しい仕事に取りかかる時、いつでも頼ることができる起爆剤なのです。これがエネルギーの源となって、あなたは職場のチームが働くペースを設定し、生産性のレベルを定めることができます。これが、あなたを動かし続ける資質なのです。

個人的なコメント:
学習意欲にも近いものがあったが、何かを達成することに意義を感じる。しかし、これのジレンマは達成した翌日にはすでに満たされていない感を感じてしまう。これが今まで自分自身を苦しめている一員でもあるような気がするが、これが強みということであれば、いい方向に使うべきなんだろう。その”いい方向”についてこれから学び、探していこう。どちらかというと何かをするためのエンジン(原動力)として活用するのがいいのかなと今は思っている。

雑感

今まで直感にまかせて「自分は何がしたい」「過去に楽しかったコト/モノは何か」などと延々と考えていて、「では、それでどんな能力を身につければいいのだろう?」と考えていた。しかし、本書で提唱されているのは、足りない部分を補うという考え方ではなく、強みの部分をどのように活かせばいいのだろう、と少し視点を変えてみたアプローチである。もう少し早くにやっていたら、がっかりするのみだったかもしれないが、この機会にテストを受けておいてよかった。何か迷った時にはこの5つの強みを軸に考えることができる。

凡人には凡人なりの頑張り方をしなければなりません。
今日こんな言葉に出会ったので、紹介しておきます。ちょうど会社辞めたいと思っていたのでそういうことだったんでしょうね。

“Everybody comes to a point in their life when they want to quit. But it’s what you do at that moment that determines who you are.” – David Goggins

勝手に意訳
「辞めたいと思った時は大抵の場合、自分自身が誰なのかというのを定めなければならない時なのだ」

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

マーカス バッキンガム,ドナルド・O. クリフトン 日本経済新聞出版社 2001-12-01
売り上げランキング : 101
by ヨメレバ