部下を生かすマネジメント
マネジメントは難しい、人それぞれに好き嫌いがあるし、強制力をもたせようと人参をぶら下げても意味ないことも多い。だが、人に任せるということを意識することは、その人自身の成長にもつながるし、自分自身の仕事も減らされるしいい。目立ちたがりのマネジメントもいるので、こういう部下を生かすマネジメントというのは好感が持てる。
「かっこいいところから人に任せる。面倒なところや、まだ立ち上がっていないところはぼくが対応する」 ──これが当時のぼくの方針だった。ーKindle Location 661 <13 リーダーは「目立つ仕事」から人に渡せ。>
内部工作員
仕事において、パートナーとなる企業と仕事をすることもあるだろう。その際に、相手先に自分のフォロワーになってくれる人や相手先でアンバサダーとして活動してくれる人は必ず必要になる。これは僕自身も感じるところ。だからこそリーダーは、相手先の社内で自由に動ける人としっかりとつながり、その人に「働いてもらう」ような関係性を築くことが求められる。そのためには、向こう側の社内での事情を理解すると同時に、相手側にもこちらの社内的立場を理解してもらうことだ。いわば、お互いがお互いの「内部工作員」になるのである。
ーKindle Location 787 <16 リーダーは会社の外に「内部工作員」を作れ>役職としてリーダーやマネジメントになっていなくとも、会社の中でイニシアチブを取って進めていくような立場にある人にとってはこの本から学ぶことがたくさんある。役職がなくても、内部調整があまりうまくない人、自分のことしか考えていない人は少なくないと思うが、本書の著者のようなリーダー層が増えるといいなと思った。また自分自身がイニシアチブをとるときに、これらを実践できるように意識したいなと。
リーダーとはカリスマ性でなく、逆にこういう存在であって欲しいなと思う本でした。
リーダーにカリスマ性はいらない | ||||
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