Poo-tee-weet?

とあるIT業界の外資系社員の戯言。旅半分仕事半分の人生を目指しています。書いていることはだいたい戯言。プーティーウィッ?


小説『サラバ!』を読んだ

かなり久しぶりに小説を読んだ。タイミングはふとしたもので、通りかかった地元の本屋さんの前の立て看板で「『サラバ!』、待望の文庫化!」といったようなことを買いてあって、そんなに言うなら買ってみるか。と思って上巻だけ手にとってみたことだった。また、ちょうどJ-Waveで著者の西加奈子さんがインタビューされていてちょっと気になったというのもある。(それまでは、西加奈子を西野カナと同一人物じゃないかと勝手に決めつけていた。スミマセン)

 

https://www.instagram.com/p/BTNXHfXhSWs/

 

 イランで生まれた主人公 歩(あゆむ)の家族・友人・親戚/知り合いとの幼少期から中年までの旅を記した自伝っぽい小説であった。文庫では上中下巻と3冊に分かれている。随所で細部に渡り表現されており、正直上巻では(じれったいな)と内心思い、なかなか読み進めるモチベーションがわかなかった。ただ、成長するに連れて時間を短く感じるかのように、中巻以降ではあらゆるハプニングが起こったりと徐々に飲み込まれていき、中巻から下巻は一気に読み終えた。

 

たぶんどんな人でもその年代ごとに興奮したり、孤独を感じたりすることが様々なシーンで表現されていて、「あ〜そういう時期あったよな」とかいう風に読み手の過去を思い出させたりもしてくれる。また、テーマとして「自分が信じるもの」みたいなのがあったけれど、じゃあ自分にとってのそれは何なんだろうなと考えるきっかけを与えてくれたかな。

 

ちなみにイランは昨年いったけど、この小説の舞台のひとつであるエジプトにも行ってみたいなと思いました。ここ最近、改めてカルチャーやアートを感じることに目覚めている感。

 

TL;DR 2018年がはじまった

今週のお題「2018年の抱負」

ご無沙汰しております。本年もよろしくお願いします。

 

TL;DR
ここ数年は前倒しで11月末くらいにその年の振り返りをして、翌年のことをまとめて書いていたのだが、2017年はそうはさせてくれなかった。ようやく重い腰を上げて(ゆっくり時間も取れたので)乱文でも書いておきたいと思う。

 

1.仕事

2017年は変化の年であり、チャレンジの年だった。
変化というのは、営業という職種からビジネスディベロップメントという職種に変わったことである。チャレンジというのは、そのビジネスディベロップメントという立場においてどのような価値が社内・社外に対して提供できるかと日々悩みながら仕事をしたという点においてである。

 

もともとやっていた仕事も営業ということで、成果は目標となる売上に比例しており、いわゆる法人営業ではあったが、それなりに案件を追いかけることもあり、成果が見えやすかった。一方で、ビジネスディベロップメントマネージャーという謎の称号(外資ではよくある)を与えられ、ミッションとしては、会社の新製品領域における売上の最大化というわかりやすいが、それを実現するためにあらゆることを考えなければならないという点でこの1年弱(3月からなので正確には10ヶ月)、日々頭の中が整理されずに過ごしてきた気がする。

 

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(労働者 by 荻原碌山)

 

”ジャンプする前には必ずしゃがむ”とはよく言ったもんで、2017年は変化という中でどの方向にジャンプしようか、どれくらいの高さ飛べるだろうか、などというのを日々あれやこれやと考えた日々でした。

 

ビジネスディベロップメントという謎の職種については、おそらく外資に特有で、日本企業においては”営業企画”とかそういう部類に入るのかもしれない。ただ、いま所属している企業は人も少なく、一般的な外資系企業よりも幅広く業務を担当しているのではないかと思っている。日本企業でいうと、販売推進・企画・事業部すべてやっているような感じ。ビジネスディベロップメントというなんともふわっとした名称がそうさせているのかもしれないが、何をすべき人なのか?どのような知識があるべきなのか?ということを誰も教えてくれないので、もう1年くらい経験しながら『ビジネスディベロップメントの教科書』という本を書きたいと思っている。あるいは、『外資系でうまく外国人を手懐ける手法(笑)』とか・・?Kindleで自作出版したいな。

 

また、Technology業界にいるが、技術のことは深くは理解していない。”ビジネスを創る”という観点で、非Techとして社内・社外へどういった価値が提供できるかを引き続き模索していきたいと思う。社会人になって以来、ロールモデルというものがなかなか見つからない。こうなったら新しい働き方を自分自身で作っていこうというふうに最近思っている。職場や場所に縛られないような働き方を。あ、ここまで書いていて思い出したのは、2017年後半は起業系の本を読んだり、TechCrunchのイベントに参加したりしたことで、起業熱が再燃しました。Tech系になるかならないかはおいておいて、自分の仕事を創るということを2018年しっかり考え・実行していきたい。

 

 

 

2.文章 あるいは 表現活動

忙しいを理由に、文章による言語化が最近非常に減っている。今もこの文章を書いているが、昔みたいにスラスラかけなくなってきている。確かに、この一年でストーリーラインをしっかり考えて、表現をするということを仕事上してきたので、安易に表現することを筆が拒んだのか。あるいは、仕事上クリエイティビティが使われすぎて疲れ切ってしまったのか・・。どうであれ、文章を書くという結構長くやっている作業を結構怠ってしまっていたので、2018年改めていきたい。

 

表現という観点では、デジタル一眼レフを買ったはいいものの、まだまだカメラの技術は上がらない。 

 

 

3.趣味界隈:旅・アウトドア・ランニング・料理など

旅も少し減ったが、まずまずだったか。3月にはイランへ、8月には佐渡へ行くことができた。それ以外には、トレイルランで奥多摩の方へいったり、キャンプで本栖湖や福島の方へ行ったりした。残念ながら松本マラソンでは途中リタイアとなり、横浜マラソンは台風によりキャンセル・・。割りと天候に恵まれないケースもあったなぁと。2018年はフルマラソンで4時間半切り、トレイルマラソン参加などアウトドア路線をより極めて行きたいと思っている。

 

旅はあらゆるヒントを与えてくれるので、これからも続けたいし、ちゃんとその気づきを文章にするなり、行動にするなりちゃんとしていきたい。2018年はおそらくヨーロッパの方へ久しぶりにいきたいと思っているし、多分行くことになるだろう。

 

 

インドに行ってからだったか、スパイスカレーをもう2年くらい地道に試行錯誤しながら作っている。2017年は何人かの人に食べてもらって(正確に数えてみたらは12人でした)、自分の舌以外でもウケるのかどうなのかを確かめてみた。ちょっとずつではあるが改良していきたいと思っている。いつかお店が出せるといいかなあと企んでいたり・・。2018年も定番でうまいカレーを3種類くらい安定して作れるようにしたい。また、ビール醸造についても興味があるので、きっかけがあればやってみたいな。

 

 

 


なんとも雑な乱文におつきあいいただきありがとうございました。この文章を読んでわかるとおり(自分で買いていてもよくわかります)、自分自身の軸が結構ぶれかけている感じがします(やりたいことがたくさんあるんです<言い訳)。何にフォーカスしたいのか、しっかり考えていきたいと思います。(Too long Didn't Readと冒頭に書いたけどそんなに長くなかったかな)

 

OKRについて考えてみる 2017夏

お題「一気読みした本」

 

ハイアウトプットマネジメントが復刊してからOKRがいろいろな場所で取り上げられている。昔に書いたこの記事もちょこちょこ読まれているようなので、”目標管理”カットでちょっとまとめて書いておきたいと思う。僕自身、よく年間や四半期のプランを作成することが多く、また日々変化する状況/新しい課題に直面するたびに、場当たり的な目標設定を自分自身でもすることがあるが、走っている途中で、当初立てた計画について「これって本当に重要な目標指標(KPI)なのか?」と悩むことが多々ある。最近に至っては任務も重要な分野、広範囲かつ自分だけではコントロールしかねる分野を担うことになったりとかで頭が痛い。そんなこんなでOKRなどについて今一度頭の整理をしてみたいと思う。

 

https://www.instagram.com/p/BWUuMoXgNfZ/

 

用語の整理

 
企業によって、KPI、MBOなど色々な呼び方があるが、本質的にはすべて同じものだと個人的には思っており、その企業が好きな呼び方をすればいいと思うが、複数の観点から現行ビジネスを把握する/検討するために、複数要素を取り入れるのもいいんじゃないかなと思っています。
 
OKR:Objective Key Result
・Objective(目標/目的)
・Key Results(期待される結果 と 活動計画(マイルストーン))
 
KPI:Key Performance Indicator
 結果的に売上などにつなげるためのパフォーマンス指標
 XXをYY回やるなどの内容(定量的に把握できることが好ましい)
 
MBO:Management by Objective
 その名の通り、目標によりマネジメント
 これに連動して賞与が与えられることもある
 

Objective Key Resultを使う効果

 
OKRという手法は、中期的に何を目標とし、何に向おうとしているのかを明確する上では非常に役に立つ。
 
市場が勝手に伸びている、つまり、外的要因により伸びているといったケースでは、ある程度この目標がゆるくてよかったが、自らが市場を作っていく必要がある、あるいは新たにチャレンジしてみる、といったことに取り組む場合、目標と期待する結果は設定できたとしても、それに対する活動 及び KPI設定というのを設定するのが難しいのだ。また、新しいことへチャレンジする場合、不確定要素が多く、勝ち筋を見つけるまでに試行錯誤が必要で、主要な活動とKPI設定というのがパキッと定められることはめったにない。
 
この問に少しでも答えてくれそうなのが、『リクルートのすごい構”創”力』(2017年)と『How Google Worksグーグル・ワークス』(2014年)である。攻めのビジネスといったものを実現しなければならない時代になっているなか、リーン・スタートアップ(参考)などの手法が取り上げられるが、よりミクロな観点、事例ベースでどのような指標(=KPI)を取り入れるべきかなどのヒントになりそうなので、備忘メモしておきたいと思う。
 
良いKPIとは
 
リクルートでは、そのビジネスが立ち上げ期(ゼロから1を作るフェーズ)にいる際、何が顧客への価値として提供できるKPIになりえるか?といったことを何度も検証を重ねて見つけ出すという活動、価値KPIをみつけるということを実施しているようだ。詳細は読んでもらいたいが、ここで良いKPIのポイントとして挙げられていることがある。
 
①整合性・・・最終的な目標に向かって、きちんとロジックが通っていること。最終的な目標が売上なのか利益なのかということだけでも、達成への道筋は異なってくる
②安定性・・・KPIとして定めた指標が、安定的・継続的にとれること。検証しづらいものをKPIにしてはいけない
③単純性・・・指標が少なく(できれば1つ)、覚えやすいかどうか
 
ーp133『リクルートのすごい構”創”力』

 

 
①はOKRにつながるものであり、②、③は以下に述べることと若干ことなるが、これが設定されれば、1になったビジネスを10、100に持っていけるのである。つまり、1にするまではあらゆるチャレンジをすることで、製品ポートフォリオ・マネジメント(PPM: Product Portfolio Management)で言うStarになるまで、検証し続けるということである。検証にあたってはしっかりとそれが顧客価値になるのかというところを意識しているようである。
 
また、③の単純性は一旦勝ち筋が見つかったものを量産するための仕組みなので、この3つのポイントはStar製品について述べているものだと考えるべきだろう。
 
 

KPIは必ずしも100%達成が健全な状況ではない

 
一方で『How Google Works』では、どちらかというとゼロ→1 のフェーズでの設定すべきKPIについて説明しているように思える。
 
いつも100%達成できているようなKPI設定は、達成するのが簡単すぎるか、KPIそのものが間違っている、といったことを疑ったほうがいい指標だとHow Google Worksでは言及されている。この辺は誤った考え方でKPIやMBOを設定している企業や組織があることが多々あるだろう。実際になるべく達成しやすいものを設定すべし、という感じで支持される場合もある(設定すべしと言っているのは、実はマネージャではなく、現場が考えたものを即採用するということもあるのだ)。
 

優れたOKRの特徴

1.大局的視点に立った目標を、測定可能性の高い意味のある結果と組み合わせること
2.発想を大きく:優れたOKRは達成に相当な努力を要するもので、すべてのOKRについて達成度100%というのは現実的にありえない
3.ほぼ全員がOKRを実践すること
4.スコアがつくが、スコアそのものが別の目的に使われることはなく、記録にさえ残らない。その為、正直に自分のパフォーマンスを評価することになる。
5.業務全体を網羅するものではない。対象となるのは特別力を入れるべき分野や、特別な努力をしなければ達成できないような目標
ー『How Google Works』 p302-303から抜粋

 

KPI設定の適材適所

 
上記の様な内容を改めて観てみると、企業が取り扱うPPMに応じて、KPIの意義と設定する内容を変える必要があり、両者を混同しないような工夫が必要だろうと思う。なるべくこれは一人ずつに割与えたほうが良さそうだが、一人が複数持つ場合には、給与面の設計も気をつけたほうがいいと思う。
 
以下は勝手な分類分けであるので、誰かのご参考になれば。。
 
現行ビジネス:Business as Usual (Cash Cowなビジネス)
・活動の質:仕組みのメンテナンス
      100%達成することが普通(というか絶対達成すべき)
・給与面:100%達成で、100%のボーナスが得られる(ボーナスの一部の100%)
・管理面:一回決めたら基本的には変えない
 
新規ビジネス:Business to Grow (Problem ChildからStartにしたいビジネス)
・活動の質:これができれば絶対にブレイクスルーが起こるという内容
      70%達成できれば上出来、100%はかなり難しい
・給与面:100%達成したら、多大な報酬が得られる
・管理面:活動内容やKPIはピボットしやすくする
 
 

終わりに

 
とりあえず自分自身の頭の整理のために書いてみたが、現実はこんなにシンプルにはいかないことも多い。僕はこの手のことをいつも悩んでいる気がして、なかなかそれこそパキっとした手法がだせていない。それはおそらく新しいものを取り扱っているからで、いつでもその活動には不安が伴うし、試行錯誤で修正しているからなのだろう(そう信じたい)。 

 

 

■ 参考文献

■関連エントリー

poo-tee-weet.hatenablog.com